黒部市議会 > 2021-06-21 >
令和 3年第3回定例会(第1号 6月21日)

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  1. 黒部市議会 2021-06-21
    令和 3年第3回定例会(第1号 6月21日)


    取得元: 黒部市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    令和 3年第3回定例会(第1号 6月21日)   令和3年第3回黒部市議会6月定例会会議録 令和3年6月21日(月曜日)                 議事日程(第1号)                               令和3年6月21日(月)                                 午前10時00分開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議員提出議案第3号 核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書         (提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、表決) 第4 議案第40号 令和3年度黒部市一般会計補正予算(第2号)    議案第41号 令和3年度黒部市病院事業会計補正予算(第1号)    議案第42号 黒部市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等           に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関           する条例及び黒部市個人情報保護条例の一部改正について    議案第43号 黒部市税条例の一部改正について    議案第44号 黒部市国民健康保険税条例の一部改正について    議案第45号 黒部市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について
       議案第46号 黒部市手数料条例の一部改正について    議案第47号 小型ロータリ除雪車の取得について    議案第48号 富山県市町村総合事務組合規約の一部変更に伴う協議について    報告第2号  令和2年度黒部市一般会計継続費繰越計算書    報告第3号  令和2年度黒部市一般会計繰越明許費繰越計算書    報告第4号  令和2年度黒部市フィッシャリーナ事業特別会計繰越明許費           繰越計算書    報告第5号  令和2年度黒部市病院事業会計予算繰越計算書    報告第6号  令和2年度黒部市水道事業会計予算繰越計算書    報告第7号  令和2年度黒部市下水道事業会計予算繰越計算書    報告第8号  市出資法人等の経営状況について             (9件 提案理由説明、7件 報告) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   17人     1番 谷 村 一 成 君         2番 中 野 得 雄 君     3番 大 辻 菊 美 君         4番 柳 田   守 君     5番 助 田 要 三 君         6番 金 屋 栄 次 君     7番 柴 沢 太 郎 君         8番 成 川 正 幸 君     9番 高 野 早 苗 君        10番 中 村 裕 一 君    12番 小 柳 勇 人 君        13番 木 島 信 秋 君    14番 辻   靖 雄 君        15番 伊 東 景 治 君    16番 橋 本 文 一 君        17番 辻   泰 久 君    18番 新 村 文 幸 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員    なし ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長               大 野 久 芳 君   副市長              上 坂 展 弘 君   総務管理部長           有 磯 弘 之 君   市民福祉部長           霜 野 好 真 君   産業振興部長           魚 谷 八寿裕 君   都市創造部長           山 本 浩 司 君   防災危機管理統括監総務課長    長 田   等 君   市民福祉部次長こども支援課長   島 田 恭 宏 君   産業振興部次長農業水産課長    平 野 孝 英 君   都市創造部次長上下水道工務課長  廣 木 敏 之 君   会計管理者            中 島 嘉 久 君   総務管理部次長企画情報課長    藤 田 信 幸 君   総務管理部次長財政課長      川 添 礼 子 君   総務課主幹行政係長        吉 田 雅 之 君  市民病院   市民病院事務局長         長 田 行 正 君   市民病院事務局次長総務課長    池 田 秀 之 君  教育委員会   教育長              中   義 文 君   教育部長             高 野   晋 君   教育委員会事務局次長学校教育課長 林   茂 行 君  代表監査委員            松 野   優 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   議会事務局長           柳 原 真美代 君   議会事務局次長議事調査課長    朝 倉 秀 篤 君   議事調査課課長補佐        宮 崎 香 織 君   主事               南 保 真 也 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○(一般質問通告一般質問(代表) ■自民クラブ 伊東景治議員  1 コロナ感染における危機管理経済活性化について   (1)新型コロナウイルス感染症の恐ろしさと医療関係者の苦労を身をもって体験さ      れた市長から改めてコロナ感染に対する思いを伺う。   (2)市長と職員がコロナウイルスに感染したことに対して、ワクチンが未接種の時      点であったが、接種済みであったならば今回の事態は起きなかったのではない      か、遠慮することなく優先的に接種するべきではなかったか。   (3)市長や職員がウイルスに感染、入院あるいは最悪クラスターといった庁内での      緊急事態が起きた場合、既設の「黒部市新型コロナウイルス感染症対策本部」      で対応できるのか、あるいは「防災危機管理統括監」で対応するのか、危機管      理について伺う。   (4)ホストタウン事業として計画していたアーチェリーインド代表直前キャンプ      の受入れを中止した。県内には4カ国46人選手と指導者の事前合宿を受け入      れている市もあり、国際交流を進めている本市として残念でならない。オリン      ピック開催中、ホストタウンとしてアーチェリーインド選手団への具体的な      対応はどうするのか。また、オリンピックが終了した後のレガシーとして計画      されている記念大会等の事業の取組みについて。   (5)基礎疾患のある人やワクチン接種が難しい人は致し方ないとして、ワクチン接      種が行き渡ればさまざまな行動の自粛も緩和され、人流も活発になり経済の活      性化につながると考える。そこで、ワクチン接種をした人の証明としてワクチ      ン証明書(ワクチンパスポート)を導入することについての考えは。   (6)富山県は5月補正予算で飲食店での新型コロナ対策の強化に向け、県独自の      「第三者認証制度」を創設し、認証店には応援金を支給することになった。ワ      クチン接種が進む中、苦境に立たされている飲食店やホテル・旅館等に市民が      安心して利用できるように、コロナ対策に取り組む飲食店や宿泊施設への助成      や関係者への早期のワクチン接種に積極的な支援ができないか。  2 学校教育教育環境について   (1)7月の声を聞けば、夏休みが待ち遠しくなる。また、東京五輪・パラリンピッ      クが開催される。昨年の夏休みは春の長期休校の代替として、休暇期間が短縮      された。本年はどのような計画が検討されているのか。   (2)市内の小学校では、学校のプールが改修されて新しくなり、児童がプールに入      るのを楽しみにしていると思うが、今年のプール学習について、どのような指      導を計画しているのか。   (3)6月12日に行われた県東部でのスポーツ大会で、クラスターが発生した。      11チームの選手135人と監督・コーチ22人の計157人が参加していた。      感染したのは女子選手と監督を務める女性教職員の12人。5チームから感染      者が出ており、いずれも軽症または無症状とのことであるが、実際はどうであ      ったのか。オリンピックの競技でありその感染対策は大いに参考になる。大会
         開催に当たって感染予防対策に不備はなかったのか。また、7月の県中学校総      合選手権夏季大会は実施する方針とのことであるが、本市の対応は。   (4)河野行政改革担当大臣の「夏休み接種」発言があった。12歳以上の児童、生      徒への接種に関して、夏休み中の接種が可能な自治体は進めても良いとの訂正      内容であるが、本市の12歳以上の児童、生徒への接種計画は検討されている      のか。運動会等秋の行事も多い時期に向かって接種を進める計画はないか。  3 カーボンニュートラルに向けた取り組みについて   (1)2050年の温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目標を明記した改正地球温暖      化対策推進法が成立した。政府は脱炭素社会の実現にむけて、再生可能エネル      ギーの利用拡大のための施策をすすめようとしている。本市はH21年2月に      「黒部市地域新エネルギービジョン」を策定され、宮野発電所はじめ、黒部川      の水を利用した小水力発電に取り組んできた。新たなカーボンニュートラルの      目標に向け、検討する考えは。   (2)黒部市は名水の里として、小水力発電マイクロ発電、あるいは水素燃料を使      った車の利用などあらためて検討する考えは。  4 宮腰代議士の引退について   (1)さる5月26日夕方、地元選出の宮腰代議士は記者会見で今期限りで引退する      旨の表明をされた。数日前までは出馬の意向で、わずかな期間で大変重い決断      をされたと、残念な気持ちで一杯である。衆議院議員として1998年補選の      時から23年間国や県市町村のために働いてこられた。市議会議員として、幾      度となく東京の議員会館にでむき、各省庁への陳情や要望などの世話をしてい      ただいた。大野市長は市議、県議、市長としてさまざまな立場で宮腰氏と顔を      合わせてこられたと思う。そこで、宮腰氏の引退についての思い、また数カ月      後に誕生する新たな代議士への期待、対応について伺う。 ■自民同志会 中野得雄議員  1 コロナ禍での地域経済の現状と対策について   (1)100年に一度といわれる不況の中、コロナ禍が1年以上もまだ続いており、      地域経済に与えている影響は甚大であるが、本市の企業における業種別の景況      についてどのように捉えているのか伺う。   (2)経済効果とその支援について全国各地や県内他市に於いて、コロナ禍で特に打      撃の大きい「飲食や交通・観光業」に絞り、重点支援を行う動きがあるが当市      に於いては、この様な事業所の実態と現状を把握していかなる支援対策を行っ      てきたのか、また、今後の施策について併せて伺う。   (3)本市では、「がんばる黒部応援券」事業が行われており、コロナ禍の中で一定      の効果を上げていると思うが、一部の事業所に偏る傾向はないのか、また、主      にどの様な業種で使用され、さらには、コロナ禍で打撃を受けた事業者に何処      まで浸透しているのか伺う。   (4)県内他市町村では、電子マネーを決済手段に用いている自治体が大勢を占めつ      つあるが、本市が、いかなる理由でペーパー化である商品券事業を続けるのか      伺う。さらには、電子マネー決済事業商品券事業経済効果や利便性をどの      ように捉えているのかを併せて伺う。   (5)今後ワクチン接種が進み、新型コロナウイルス感染症が終息に向かうことが想      定され、今まで市民が控えてきた旅行・飲食・レジャーなどの娯楽業種はV字      回復する事を望むが、いわゆる「アフターコロナ」を見据えた当市の施策につ      いて伺う。  2 新型コロナウイルス感染症ワクチン接種等について   (1)接種が順次行われているが、老若男女を問わず全市民が2回の接種が完了する      予定について伺う。   (2)65歳以上の予約を含めた87.5%が接種を行うが、残りの1割弱の方はと      の疑問が発生する。高齢者の感染は最悪死に直結したり重症化する事が懸念さ      れるが、接種に行く術が無い方もおられるのではないか。他県や他市町村では、      こういった弱者のために移動巡回接種を講じている。本市に於いて高齢者の実      態を把握し、ニーズがあれば行う用意はあるのか伺う。   (3)直近の民間研究機関の調査では接種を希望する数値で50歳~64歳が61.      9%・30歳~49歳が47.7%・18歳~29歳が38%と、年齢が下が      るにつれて接種希望率が低下している。当市においても、全国的なこのような      数値を想定に入れておく必要があると考えるが、当市に於いて、対策を講じて      おくべきでないかと考えるが施策はあるのか伺う。   (4)ワクチン接種順位について、5月24日に市内の保育所で園児の感染が確認さ      れ、同月25日まで閉所となった事案で、当市は保育所等従事者の2市2町合      同接種を7月30日から随時行う事としているが、これを踏まえ、今回、中学      校の生徒教員に感染が確認されたことにより、小中学校教員等の接種、さらに      は学校給食に携わる関係者、黒部市が感染防止に予算を投じている一般廃棄物      収集業務委託者、また、黒部市が委託している教育・文化・スポーツ関連従事      者の優先接種を提案するが如何か伺う。  3 教職員の働き方改革について   (1)教職員の不足が取りざたされているが、当市についてはどのような状況になっ      ているのか伺う。   (2)教職員の在校時間問題、所謂時間外労働時間について当市の現状と課題につい      て伺う。   (3)問題の解決には、父兄の協力と理解が大事であると考えるが、今後PTAとの      連携をどのように図っていくのかを伺う。  4 北アルプス横断道路構想について   (1)北アルプス横断道路構想に関しては、大野市長が県議時代より携わってこられ      ており、黒部市の経済、ひいては富山県の経済に大きく関わる事業と考えるが、      市長としての考えを伺う。 一般質問(個人) ■17番 辻 泰久議員  1 大野市長就任以来3か年を振り返って   (1)2018年4月に市長に就任以来3か年を経過したが3年を振り返り検証をす      るとともに合併15周年の本年、残された9か月をどのように市政のかじ取り      をするのか市長の見解を伺う。  2 北方領土問題(ロシアのプーチン大統領の発言について)   (1)ロシアのプーチン大統領は6月4日北方領土問題に言及したうえで憲法改正で      領土割譲を禁止する条項が盛り込まれたことについて「考慮する必要があるが、      日本との平和条約を停止しなければならないとは思はない」と述べ「交渉を継      続する用意がある」と明言したと報道された。このことについて市長の見解を      伺う。  3 宮城県大崎市との姉妹都市締結への進捗を伺う   (1)本年3月議会で大崎市との姉妹都市締結にその目的、交流内容等の協議につい      て、実際に職員が相互に行き来して具体的な準備をすすめるとの答弁を得てい      るが現在の状況を伺う。  4 マイナンバーカードについて   (1)本市での現在の交付率を伺う。また、本市での普及率を上げるための施策につ      いて伺う。   (2)一部の医療機関や薬局で健康保険証として使用できるが本格的に運用が始まる      のは秋になりそうであるとの事である。また2023年3月末まですべての医      療機関で導入予定との事である。本市ではどのような予定か伺う。
      (3)コンビニエンスストアなどで住民票の写しや印鑑証明書などの公的証明を取得      できるほか、総務省が運営する個人サイト「マイナポータル」から、行政手続      きの申請を行ったり、世帯情報や税情報を確認することもできる。本市でのコ      ンビニエンスストアなどでの公的証明を取得できる現状を伺う。   (4)マイナンバーカード健康保険証として利用するメリットはどのようなものか      伺う。   (5)マイナンバーカードを持つデメリットを伺う。 ■12番 小柳勇人議員  1 第2次総合振興計画 後期策定について   (1)人口動態の想定について伺う。令和2年の国勢調査等を踏まえ、後期終了年の      令和9年の想定について伺う。   (1-1)年少人口の動態から、令和9年と令和4年ではどのくらい児童生徒数(小      中学校生)が減少するのか、また、どのように認識しているのかを伺う。   (1-2)年少人口の動態から、令和9年と令和4年ではどのくらい幼児数(未就学      児)が減少するのか、また、どのように認識しているのかを伺う。   (1-3)就業人口の推移について認識を伺う。また、供給(就業可能な人口)と需      要(労働者数)において、需要が上回り、労働力不足が懸念されていることへ      の認識について伺う。   (1-4)老年人口は、一般的には2025年をピークに人口の減少が想定されてい      るが、黒部市の実態について伺う。また、中山間地など過疎化していく地域の      特徴や、市内における限界集落の想定について伺う。   (1-5)秋から始まる後期計画の策定作業を、想定される人口動態の変化について、      市民に対して説明し、共通理解を醸成していく機会にしていくことを期待して      いる。この期待への認識について伺う。   (2)デジタル環境の変化について伺う。骨太の方針2021によると、デジタル時      代の官民インフラを「今後5年で一気呵成に作り上げる」と記載され、202      3年度末に98%の地域カバー率を明記している。総合振興計画のスタートし      た平成20年は「3G」の規格、現在は「5G」規格となっている。データ通      信の速度は約720倍程度に進化した。このようなデジタル環境の変化への認      識と、黒部市において、行政活動、市民生活など、どのような変化が想定され      るのか、認識を伺う。   (3)デジタル技術の進歩、特に携帯電話などデータ通信による変化は日常生活や行      政活動に大きな変化をもたらすことが想定できる。この変化に対しては、従来      のフォアキャスティングではなく、バックキャスティングの手法を用い、5G      社会を前提とした街づくりを進めていくことが「デジタル化」をスムーズに導      入できると期待している。後期計画の策定において、5G社会を前提とするこ      とに対する認識について伺う。  2 脱炭素社会環境教育   (1)日本は、「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、世界の脱炭素を主導      し、経済成長の喚起と温暖化防止生物多様性保全との両立を図り、将来世代      への責務を果たすことを目指している。県内自治体では、富山県(R2/3/6)、      魚津市(R2/2/24)、南砺市(R2/8/6)、立山町(R2/10/1)、      富山市(R3/3/1)がゼロカーボンシティの表明をしている。   (1-1)水力による電源開発の歴史、「パッシブタウン」や「でんき宇奈月プロジ      ェクト」など民間の取り組みなど、本市において自然エネルギーの活用は、世      界に対して大きな役割を果たす期待のできる分野と考える。本市の特徴につい      て伺う。   (1-2)骨太の方針などを踏まえ、本市における環境対策とくに脱炭素社会を推進      していく方法や対象など詳細や第2次黒部市総合振興計画後期計画への反映な      ど、今後の方針について伺う。   (2)6月18日に策定された経産省の「グリーン成長戦略」では、温暖化への対応      を経済成長の柱として位置付けている。環境教育の促進、市民の意識改革等の      推進を期待している。そこで、次世代を育成していく教育行政における環境教      育の認識について伺う。   (3)環境対策グリーン成長戦略を産業育成の側面からどのように認識しているの      か所感を伺う。   (4)(4-1)「黒部市資源回収補助金」の現況について伺う。特に、市内小中学      校、保育所幼稚園取り組み状況と買取価格の推移について伺う。   (4-2)資源物回収環境教育としてより活用していくため、「資源回収補助金」      について、実践教育、地域連携、インセンティブなどの要素について見直して      いくことへの考え方について伺う。 ■9番 高野早苗議員  1 子どもを取り巻く環境について   (1)「地域の教育力について」子ども達の「生き抜いていく力」は、学校教育や家      庭教育を基礎としつつ、地域の様々な体験を通じて育つものと考える。その対      応策について伺う。   (1-1)学校運営について、現行の「学校評議員制度」と努力義務化された「コミ      ュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」との違いについて伺う。   (1-2)コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の取り組みについての考      えを伺う。   (1-3)子ども達が「生きる力」として社会の在り方と結び付けて深く理解するた      め、地域での防災訓練に参加させていく考えについて伺う。   (1-4)地域における子ども達の安全確保も「地域の教育力」を考えるうえで大切      である。中学校統合により通学路が変更しているところもある。通学路の安全      確保の考えについて伺う。   (1-5)地域で子ども達といろいろな活動に関わって頑張っておられる方々は、金      銭面で自腹も多いことや、運営面で苦労しておられるとも聞く。実態調査をし      てみてはいかがか伺う。   (1-6)「放課後児童クラブ」は厚生労働省、「放課後子ども教室」は文部科学省      とそれぞれの目的は違うが、取り組み状況と管轄の一本化の考えについて伺う。   (1-7)「地域の教育力」をどう捉え、考えているのか伺う。   (2)子ども達ネット被害から守るために   (2-1)家庭では子どものスマホやアプリ課金やゲーム時間を管理、アダルトの動      画にフィルタリングなどができるペアレンタルコントロールの啓発など、校長      会での確認、親子で話し合うことを喚起する親への通達や学校としての指導が      大切と考える。取り組みについて伺う。   (2-2)インターネット等電子機器の使用は子ども達の近視につながるのではない      かと心配される。学校の検診状況と予防策について伺う。   (2-3)学校ギガスクールサポーター、ICT支援等、学校関係では支援体制の整      備も進められているが、そうしたICT機器に弱い保護者は、タブレット端末      の家庭学習が必要になった場合の子どもへの対応が不安だと言っている。保護      者へのサポート、後押しについての進め方を伺う。   (3)学校給食について   (3-1)学校給食における食べ残しの状況と課題について伺う。   (3-2)食物アレルギーの状況と課題について伺う。   (3-3)食物アレルギーは本人のみならず、周りの子ども達の理解と周知が大切と      考える。子ども達の学ぶ、みんなで話し合う機会についての考えを伺う。   (3-4)食物アレルギーは、なぜ発症するのか、発症した際の危険度は、小児から
         大人まで幅広い世代で見られると聞くが治ることはないのか、また予防策はあ      るのか、遺伝は関係するのか等、医学的にどう捉えられておられるのか病院長      に伺う。 ■6番 金屋栄次議員  1 2022年春に開業する道の駅「KOKOくろべ」の地域振興施設について   (1)来春開業予定の道の駅「KOKOくろべ」においては、築山などの整備が進み      つつあるが、進捗状況は現在どれくらいか伺う。当市の説明では、来場者は9      9万人と見込まれているが、その根拠を伺う。   (2)築山西側の中央階段は、40段くらいあるが完成後、老若男女・様々な方々が      ご利用されると思う。これらの方々に万が一の事故がないよう階段の両サイド      に手すりを設置して安全を確保する事が大切だと思うが、どのようにお考えか      伺う。   (3)最近、特に日本各地に頻発する地震や、大型化する台風による強風や水害など      様々な天災に対し、たくさんの来場者が予定される道の駅として適切で、安心      安全な防災設備が完備されるのか、その設備に対する具体的内容について伺う。   (4)持続可能社会の構築と、地球温暖化対策としてのCO2削減という、大きな課      題が地球規模であるが、当市としてもこの課題解決策に太陽光発電導入が考え      られる。そこで、この施設の屋根部分での設置を考えてはと思うが、どのよう      にお考えか積極的で前向きなお答えをお願いする。   (5)施設の屋根については、今冬の豪雪にも、耐えられるような構造なのかその強      度について伺う。また、融雪装置が設備される予定ならその概要について伺う。      今冬は大雪であった。1,500㎡で1m50cmの積雪だと重さはいくらにな      るのか。  2 PFIによるバイオマスエネルギー利活用施設整備運営事業について   (1)平成30年12月議会でお答えいただいたことによると、平成29年度には、      下水道汚泥などの処理水が、年間2万2,000立方メートル、食品残渣が同      2,000tで、うちコーヒーかすについてはアサヒ飲料から処理費を払って      いただき受け入れているとのことである。また、アサヒ飲料が定期点検中は、      京都府の宇治川工場から収集運搬費1台13万円で年間約8台あまり購入して      いるとのことである。現在、以上の内容について変化はあるか具体的な数値で      お答え願う。   (2)バイオガス発生量は年間平均83万立方メートルで、その7割は汚泥乾燥のた      めの熱量として、残りの熱量を利用して年間平均36万7,000kwの発電に      使っているとのことであるが、バイオガス83万立方メートルはLPガス何立      方メートルのカロリーに相当し、LPガスの価格で何円くらいに相当するかお      答え願う。つぎに、家庭で使われる電気量は2014年の資料で月平均428      .2kwで年間にすれば、5,138.4kwである。このことから家庭の71軒      あまりの年間使用量を発生しているということで、この計算で間違いないか伺      う。   (3)平成30年12月議会でのお答えによると、バイオマスエネルギー利活用施設      は総額36億9千万円となっており、内訳として整備費16億5千万円、15      年間の管理運営費20億4千万円で、その整備費のうち、国庫補助金が7億2      千万円交付されており、残りは黒部Eサービス株式会社の資金を活用している      とのお答えであった。これは、36億9千万円のうち7億2千万円を除いた残      りは、黒部市分として黒部Eサービス株式会社へPFI事業契約金として支払      い、事業が進められているということの理解でいいか、間違っていれば、この      内容をわかりやすくお答え願う。   (4)平成29年度末時点で19億9,600万円を黒部Eサービス株式会社に支払      っており、汚泥等処理費による収入は3億4,200万円とのことであるが、      これはいずれも、平成23年度から平成29年度までの7年間分の金額か伺う。      次に本事業を実施する前の汚泥処理費用と比較して、15年間で約4億円のコ      スト削減効果があると試算しているとのお答えであった。36億9千万円を投      入して15年間で約4億円の節約とCO2削減効果は、年間1000tで15      年間で15,000tであると先の市長はお答えであったが、このことから      「資源循環システムの確立」「CO2削減による地球温暖化防止への貢献」      「PFI事業による処理コストの削減」などに充分に答えられて金額以上に効      率効果がある費用対効果に優れた事業が進められているとお考えか伺う。   (5)令和8年度以降、バイオマスエネルギー利活用施設の管理運営事業者は、黒部      市になるのか、新たな、PFI導入にして、新規事業者になるのか、現在の事      業者に継続するのか、5年後のこととなるがお考えがあればお答え願う。併せ      て、今後PFIによる事業導入予定があるのか伺う。 ■3番 大辻菊美議員  1 第3次黒部市食育推進計画について   (1)「地産地消」を実践するについて      学校給食における黒部産食材の使用目標がある。地場産農林水産物を子供たち      が食することで地域の特産物や旬の時期を伝えたりしている。令和4年春に道      の駅「KOKOくろべ」が開業予定であるが、年間を通して地場産農林水産物      の供給量も増え、学校給食の地場産農林水産物の供給量が不足するのではない      かと懸念される。影響について伺う。   (2)「食」を知り健康に生きるについて      4項目の数値目標がある。その内、「食事バランスガイドや食生活指針を参考      にしている人の割合」、「夕食に主食・主菜・副菜を必ずそろえている人の割      合」、「メタボリックシンドローム該当者及び予備軍の人の割合」の3項目が      第2次計画策定時数値より低く改善が見られなかった。その要因について、ま      た、今後の取り組みについて伺う。   (3)よい食環境をつくるについて      富山県教育委員会「令和2年ゲンキッズ調査」によると朝食を欠食する割合が      小中学生においては、大きな改善が見られなかった。特に小学生が朝食を欠食      する割合が増加している。その要因について、また、朝食の大切さの普及啓発      について伺う。   (4)ふれあって学び、伝えるについて      「第3次計画」においては、農林漁業体験活動に参加した人の割合が新しく指      標目標となっている。体験活動に参加するための普及啓発について伺う。   (5)食育で人と地域をつなぐについて      「食育に関心がある人の割合」、「食育に参加している人の割合」がともに減      少している。その要因について、また、普及啓発について伺う。  2 ヤングケアラーの現状及び取り組みについて   (1)ヤングケアラーとして支援が必要な子どもがいても、社会的認知度が低く、子      ども自身や周囲の大人が気付くことができない状況である。本市における小中      学生の現状について、また、実態把握のための調査について伺う。   (2)学校の教職員は、子どもと接する時間が長く授業や生活指導を通じて日々の変      化に気づきやすいため、ヤングケアラーを発見しやすい立場にある。ヤングケ      アラーの実態把握するための教職員への周知について伺う。   (3)ヤングケアラーがケアをする家族に対して、すでに福祉・介護・医療等の機関      に関わりがある場合も考えられる。ヤングケアラーの実態把握にあたり、子ど      も本人に認識がない場合には専門職がケアの担い手について把握することが求      められる。ヤングケアラーを早期発見・把握するため、福祉・介護・医療・教      育等関係機関への理解促進を図るための研修実施について伺う。
      (4)国の調査報告書によると、世話をしている家族がいると回答した中学2年生で、      「世話について相談した経験がない」と回答しているのは、67.7%である。      一方で、学校や大人に助けてほしいことや必要な支援については、「自分のい      まの状況について話を聞いてほしい」、「進路や就職など将来の相談にのって      ほしい」と回答した者が1~2割程度である。悩み相談窓口支援について伺う。   (5)ヤングケアラーは、名称や概念自体の社会的認知度が高いと言えない。子ども      自身のヤングケアラーについての認知度向上が必要であるとともに、社会的認      知度を向上させることが重要である。周知について伺う。 ■8番 成川正幸議員  1 市民の命と暮らしを守る取組みについて   (1)現在、民生委員児童委員は、どのような相談・見守り活動をしているのか。寄      せられる相談・支援件数は、新型コロナウイルス感染症拡大前後で変化はある      のか伺う。   (2)市役所窓口や社会福祉協議会、富山県東部生活自立支援センター等への生活に      関する相談件数の現状を伺う。   (3)本市のDV相談件数の現状を伺う。   (4)ホームページや広報に大きく掲示する事や、一人で悩ませない相談体制をSN      Sなども活用し、必要とする人に情報がしっかり届くようにしなければいけな      いと思う。見解を伺う。   (5)緊急小口資金や総合支援資金の貸し付け状況を伺う。   (6)国の制度の支援を受けられないDV被害者や虐待被害者を助ける支援体制が必      要だと思う。見解を伺う。   (7)生活保護の相談件数と申請件数の状況を伺う。   (8)保護制度を分かりやすく説明した「生活保護のしおり」「生活保護申請書」を      庁舎1階のホールに設置できないか伺う。   (9)本市のゲートキーパー活動状況と本年度養成計画を伺う。   (10)本市もゲートキーパー養成について、さらにチカラを入れなければいけない      と思う。考えを伺う。   (11)ネット利用に関して教員対象のリテラシー教育、情報モラル教育の現状を伺      う。また、児童生徒に対する対策はどうか合わせて伺う。   (12)市の就学援助制度は、経済的理由で小・中学校の児童生徒の就学にお困りの      方に対し、学校給食費や学用品費などについて援助をしている。本市の児童・      生徒の現状を伺う。   (13)就学援助の受給資格は、就学援助の年度途中申請は可能なのか。新型コロナ      ウイルス感染症拡大の影響で生活費が減少した家庭も対象になっているのか伺      う。   (14)コロナ等で生活困窮に陥った家庭などに就学援助制度を周知させるための方      法を伺う。   (15)本市の奨学資金貸付けの現状として、今年度の募集と応募数を伺う。   (16)急変する生活に対応するために奨学金奨学生の募集期間を年度期間内など延      長出来ないのか伺う。   (17)市民の命と暮らしを守る取り組みについての所感を伺う。 ■2番 中野得雄議員  1 新型コロナウイルス感染者の情報開示について   (1)市内で新型コロナウイルス感染者が発生した場合、各家庭に設置している防災      ・行政無線での情報提供を行うことが出来ないか。2市2町をお聞きしたが、      入善町では感染者が確認された場合、速報的に町内放送にて開示し周知してい      る。当市においても、更なる感染患者防止を図る目的とし、毎定時に注意喚起      を促す放送や、感染者が発生した場合に情報をいち早く市民に情報提供し、感      染拡大防止に役立てるべきと考えるが如何か伺う。   (2)今回、市内保育所内で乳幼児の感染が確認されたが、その後情報提供が当局よ      り全くなく、児童クラブ・学童保育・関連公民館施設等が、関係者・父兄・家      族に説明出来ず大変苦慮した経緯があった。今後は、関連施設と職員への迅速      な情報伝達と対応をしっかりと図って行く事や、情報伝達のマニュアル等をし      っかりと構築して頂きたいが如何か伺う。  2 学校教育の現状及び要望について   (1)タブレット端末を用いての授業が始まっているが、今後は、鉛筆ノートと並ぶ      マストアイテムとなると考える。これによる児童生徒に教える教員の負担問題      や課題についてどの様な状況になっているのか伺う。   (2)このタブレット端末を利用してのオンライン授業については、15市町村様々      かと思うが、新川地区では朝日町が2020年度より積極的に取り組んでおら      れ、さみさと小学校285名、あさひの小学校114名、朝日中学217名に      よるオンライン授業が実施され、93%の生徒児童が「楽しい・またやりたい」      との回答を得ている実績がある。同教育委員会では、今後「新型コロナウイル      ス感染症」や「災害」が発生したときに備えているとの事であるが、当市に於      いては、今後どのような計画を立てているのかを伺う。   (3)昨年度、新型コロナウイルス感染症対策で中止となった14歳の挑戦について      伺う。この事業は中学2年生が5日間学校外で職場体験、ボランティア体験す      ることにより規範意識や社会性を高め、将来の自分の生き方を考える等、生き      る力を身につける事を目的とした大切な事業である。しかし今回、両校に感染      者が確認されるなど現状はかなり厳しい状況となっている。子供たちのために      も是非今年度は、実施して頂きたい事業であるが、教育長はどのように考えて      いるのか伺う。  3 中山間地区の休耕田対策と有害鳥獣対策等について   (1)中山間地のコメの食味・品質に関しては実証されているが、その美味しい米作      りの田畑が減少している。農地は一度荒れ果てると再耕が難しくなり、時間と      経費がかかってしまう。休耕田対策の更なる施策を伺う。   (2)有害鳥獣侵入防止対策として今年度、イノシシ捕獲促進委託費や有害鳥獣侵入      防止柵設置工事補助金等が新規事業として計上されているが、更に規模の大き      い事業予算計画を望むが如何か伺う。   (3)サルによる住宅への被害に対しての見舞金制度については、昨年の議会答弁で      「他の市町村との情報共有を行い考慮したい」との返答を得ているがどうなっ      たのか伺う。また、見舞金制度について、年間上限枠を設置し少しでも補填で      きないか併せて伺う。  4 飲食関連の現状と支援について   (1)市内飲食店の現状を、市はどこまで調査・把握しているのか伺う。また、実際      に現場の状況を調査する事はないのか併せて伺う。   (2)飲食関係者に対して市は、感染対策をはじめとする国・県・市の支援事業のア      ドバイスは行っているのか伺う。   (3)今回、市内の身近な場所で発生したことにより、更に落ち込んだ飲食事業所に      支援を行う施策をお願いしたいが如何か伺う。 ■16番 橋本文一議員  1 子どもの権利条例制定について   (1)地域社会における社会秩序の低下や家族関係の破壊に伴う幼児虐待、児童生徒      の登校拒否やいじめ、一方的な暴力など、こどもをとりまく環境は悪化してい      る。こうした社会状況の中で当市において「子ども権利条例」や「子ども基本      条例」等の制定が必要と思うがどうか。
     2 小中学校のタブレット型パソコンの活用について   (1)現在、小中学校ではタブレット型パソコンの活用はどのように活用されている      のか。   (2)活用されていないならば何故なのか。当初の購入目的はどうだったのか。   (3)活用されていない要因はどこにあるのか。   (4)子どもは何事についても熟知することが早い。タブレットを早く持たせ、それ      ぞれの授業等に活用することが必要と思う。どうなのか。   (5)活用される時期はいつごろになるのか。  3 「道の駅KOKOくろべ」について   (1)市民からは温浴施設は、本当に来るのかとの声が寄せられている。温浴施設の      工事着手はいつ頃になると伺っているのか。   (2)誘致ゾーン事業用地については、これまでの答弁では、昨年1月31日に光陽      興産と「基本協定」を締結し、現在、用地に係る所要の手続きを進めており、      光陽興産の進捗を見ながら、賃貸契約を締結する予定、とのことであった。賃      貸契約は「基本協定」ではどうなっているのか。   (3)南側敷地へ予定されていた事業者すべて撤退したとしても、「基本協定」どお      り光陽興産と賃貸契約されるものと、わたしは、確信しているが、どうなのか。  4  (仮称)「くろべ市民交流センター」建設工事について   (1)突然の「市民交流センター」建設工事費5億円が増額となった経緯を改めて伺      う。   (2)3月の入札時に応札者がいなかった訳であるが、入札前に設計コンサルタント      とどの様な対応したのか伺う。 ■4番 柳田 守議員  1 人口減少に係る本市の対応について   (1)県発表の国勢調査速報値では、前述のとおり本市の総人口は4万人を割り込み      39,647人、増減数は△1,344人、増減率は△3.3%で唯一増加し      ている舟橋村から数え上位7番目の順位であった。まず、これらの結果につい      て率直な感想、見解を伺う。   (2)平成27年の国勢調査においては人口40,991人、5年前(H22)との      比較である増減数は△861人、増減率は上から5番目の△2.1%であった。      また今回県全体では△30,716人、増減率は△2.9%、平成27年の増      減率△2.5%と比し△0.4ポイントの減少率であった。一方、本市の減少      率は△1.2ポイントの増加となり合併以来初の△3%台となった。これら速      報値と令和2年3月策定の第2期黒部市総合戦略で示した人口ビジョン推計値      40,268人及び改訂社人研推計39,998人との乖離をどう捉えるのか      伺う。   (3)富山県市町村別人口動態調査(住民基本台帳上の異動数)によると国勢調査と      ほぼ時期を同じくするH27.10月~R2.9月までの純増減は△1,14      9人で、うち出生から死亡を引く自然減は△1,017人、どの年も概ね20      0人程度のマイナスであった。一方、転入から転出を引く社会減は△132人      であったが、うちH27.10月から2年間は146人のプラスであり、その      前の5年間トータルも37人の社会増である。人口減少を少しでも和らげるた      めには、本市の特性を生かした社会増を復活させる取組が重要と思うが見解を      伺う。   (4)自然減の拡大を防ぐ取り組みも極めて重要である。2020年に生まれた赤ち      ゃんの数が約84万人となり過去最少を更新したと聞く。少子化に歯止めがか      からない背景に仕事と妊活や子育てが両立しづらい状況が指摘される。本市に      おいても誰もが安心して出産、子育てができる環境づくりに取り組んでおられ      ると思うが具体的な取組状況を伺う。   (5)移住定住施策と移住者数の現状について伺う。先の県発表による県及び市町村      の相談窓口を通した県外からの移住者は、令和2年度は764人、学生Uター      ン者を含めると943人とあり、うち黒部市は上位5番目にあたる移住者53      人、学生を含め62人とあった。この数字について見解を伺う。また、現在取      り組んでいる移住定住施策の内容と合わせて総予算額はどれ位であるか伺う。   (6)6月18日に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2021」は、成      長を生み出す4つの原動力として①グリーン社会の実現、②官民挙げたデジタ      ル化の加速、③日本全体を元気にする活力ある地方創り、④少子化の克服、子      供を生み育てやすい社会の実現を掲げた。中でも都市部人材の地方移住・定着      促進、サテライトオフィスの整備等、地方への新たな人の流れの促進と、結婚      ・出産の希望を叶え、子育てしやすい社会の実現を目指すとしたことが目につ      いた。ここで提案ですが、今年秋頃から総合振興計画後期計画の策定に向けた      準備が始まる。人口減少対策は本市の将来を見据えるための最大の課題であり、      地域間競争に打ち勝つための移住定住対策を強力に推し進めるため、市長を本      部長とした強力な組織の設置が必要であると考えるが、市長の見解をお聞きし      たい。  2 公共施設等総合管理計画の現状と今後について   (1)「黒部市公共施設再編基本計画」は、市内の148施設を対象に建物性能(老      朽度、耐震性)と有効活用度(利用状況、コスト状況)を定量的な視点で評価し      た結果に基づきそれぞれ再編の方向性を示した。また、計画期間は平成28年      度(2016)を開始年度とし、令和37年度(2055)までの40年間と      した。さらに同計画は原則5年を単位に見直すこととしたが、現段階での見直      し等の状況を伺う。   (2)再編計画で「短期」(5年・H28~R2対応)に位置づけされた61施設は、      今後5年間で継続又は再編(解体、譲渡、売却等)していく施設とされ、行革ア      クションプランに位置づけ、毎年点検・評価し再編事業を進めるとしたが、5      年経過した現在の各施設の計画の進捗状況を伺う。   (3)再編計画で「中期」(10年・H28~R7対応)に位置づけされた9施設の      うち4施設は建物は長寿命化(建替え)、機能は維持(複合化)、5施設は劣      化度調査を踏まえ検討するとされたが、劣化度調査の有無及び内容等を伺う。      合わせて中期計画9施設の現況、方向性を伺う。   (4)平成26年4月、国は全国の各地方公共団体に所有施設等全体の管理に関する      「公共施設等総合管理計画」の3年以内の策定を要請し、また同計画に基づき      個別施設ごとの具体の対応方針を定める「個別施設計画」の令和2年度までの      策定を求め、合わせて財政支援として有利な起債である「公共施設等適正管理      推進事業債」を新設した。本市の個別施設計画(ハコモノ・インフラ施設)の      現況と国の総合管理計画見直しに係る指針等を受けての対応を伺う。合わせて      「公適債」を活用した事業等についての考え方を伺う。   (5)本市においても人口減少に伴い、今後公共施設の利用ニーズが変化していくこ      ととあわせ、財政的にも厳しい状況が続くことが予想される。再編計画で「長      期」(40年・H28~R37対応)とされた78施設においても、施設の状      況によって早い段階からの見直しも必要と考える。今後、施設の統廃合・複合      化が避けられない状況と思われる中、公共施設の統廃合が将来的に避けられな      い課題であることを市民の皆様に理解を得ることが極めて重要であると考える      がその方策等を伺う。  3 主要幹線道路の整備促進及び幹線道路の整備について   (1)一般国道8号入善黒部バイパス(入善町椚山~魚津市江口間、L=16.1㎞)      は、地域の大動脈として、極めて重要な役割を持つことは論を俟たない。しか      しながら交通量の増加により朝夕の通勤時間帯には市内複数個所で慢性的な大      渋滞を引き起こしている。また令和4年春には、重点道の駅「KOKOくろべ」
         の開業が予定され、更なる交通渋滞が見込まれる。同区間の4車線化について      は、3市2町で構成する「朝日滑川間国道・バイパス建設促進期成同盟会」と      連携し、かねてから国に整備促進要望されているが、事業着手や事業完了の見      通しを伺う。   (2)北陸新幹線の開業とほぼ時期を同じくし、主要地方道黒部宇奈月線及び市道新      堂中新線がそれぞれ暫定2車線で開通し、北陸新幹線と国道8号バイパスが直      結された。県道黒部宇奈月線については高橋川橋梁工事が終了すれば事業延長      2.4kmにわたる4車線化について早期に進められると期待するが、事業着      手に係る見通しを伺う。また、市道新堂中新線の早期の4車線化(L=2.3      ㎞)も同様に考えるが見通しを伺う。   (3)黒部宇奈月縦貫道路を構成する上記両路線の延伸は、黒部峡谷・宇奈月温泉か      ら新幹線黒部宇奈月温泉駅を経て海岸地域に至る観光拠点を結ぶ、いわば上流      から下流までの本市特有の魅力を創出できる一気通貫道路です。県道部分は現      在若栗中村地内を整備中ですが、八社交差点までの延長1.25kmの整備見      通しを伺う。合わせて、生地地内までの延長1.5kmの計画策定見通しを伺      う。   (4)都市計画道路前沢植木線は本市の市街地を横断し、また、区間内にあるパッシ      ブタウン・黒部郵便局に面する道路は無電柱化を実施し本市の魅力を創出する      ことができる幹線道路です。市道新堂中新線に至る前沢植木線の整備完了時期      を伺う。   (5)三日市保育所周辺土地区画整理事業は、合併前の平成9年(1997)に事業      着手し、計画延長を重ね令和9年(2027)に事業完了の見込みと聞く。域      内には7つの都市計画道路があり、早期の供用開始が待ち望まれている。特に      都市計画道路黒部宇奈月線は、2件の物件移転を残すとはいえ、拡幅から相当      年を経るも「クッションドラム」での通行制限は、市民の皆様のストレスとな      っている。加えて今冬の大雪による該当区間の道路除雪の悪さは、クッション      ドラム設置による弊害との声も聞こえた。そこで令和9年を待つことなく速や      かな一部供用開始も必要と思うが対策は可能か伺う。合わせて物件移転を含む      事業進捗状況を聞きたい。 ■1番 谷村一成議員  1 市民参画のまちづくりについて   (1)本市民パブリックコメント手続は、行政と市民との協働態勢の構築や市民の政      策に対する意見提出の機会として制度化している市民参画方法のひとつである      が、本市では意見提出件数が全体的に低調傾向にあるという実態を踏まえ、実      施案件の周知や意見収集の方法について「分かりやすさ」「目につきやすさ」      を意識した工夫等に取り組む必要があると思うが、現状の課題も含めて所見を      伺う。   (2)本市は政策の計画策定にあたり、必要に応じて市民アンケート調査を行ってい      るが、取り組みについての所見を伺う。   (3)黒部市ホームページには「ご意見・ご提案・ご要望・ご質問など、どんなこと      でもお聞かせください」という、インターネット相談窓口があるが、令和元年      度より急激に相談件数が伸びているが、その要因と取り組み状況について伺う。   (4)市民協働の考えに基づき本市を活性化するためには、意見を幅広く聞き入れる      必要がある。そこで、パブリックコメント、インターネット相談窓口及び市民      アンケート調査等を融合させたスマートフォンアプリ等を開発し、市民が気軽      に利用し意見できる環境を作る考えはないのか。   (5)行政と市民が協働してまちづくりを進めていくためには、「黒部市自治基本条      例」を制定し、それぞれの役割をはっきりさせ、自治の基本となるルールや仕      組みをつくることが必要と考えるが、所見を伺う。  2 ふるさと納税について   (1)本市の令和2年度ふるさと黒部サポート寄付の実績では、寄付件数1,521      件、寄付金額48,166,500円と対前年比、件数では209.2%、金      額では265.8%と大きく伸ばしているが、その要因は。   (2)今後更に寄付を増やす取り組みが必要と考えるが、ポータルサイト・返礼品・      納税者・使い道等の視点から所見を伺う。   (3)より具体的な事業に対し寄付ができるクラウドファンディング型ふるさと納税      に取り組む考えはないのか伺う。   (4)今後、目標を定め本気でふるさと納税に取り組む意志はあるのか伺う。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――               開 会 の 宣 告   午前10時00分 ○議長(木島信秋君) おはようございます。  本日、6月定例会が招集されましたところ、出席議員は、定足数に達しましたので、  これより、令和3年第3回黒部市議会6月定例会を開会いたします。  これより、諸般の報告を行います。  監査委員から例月出納検査の2月分、3月分及び4月分の結果報告がありました。お手元に配付したとおりであります。説明は省略をさせていただきます。  次に、本市議会「議員の表彰状などの授与に関する申し合わせ」による表彰について、お諮りいたします。  本市議会の申し合わせでは、在職10年以上の議員は、表彰することになっております。  ただいまのところ、これに該当する議員は1名であり、表彰するにあたりましては、議会の決定をもって行うこととなっております。  永年在職議員に該当するのは、「中村裕一君」であります。  「中村裕一君」の退席を求めます。                 〔永年在職議員退席〕 ○議長(木島信秋君) この際、「永年在職議員の表彰について」を直ちに議題とし、永年在職議員1名の表彰について採決いたします。  お諮りいたします。「中村裕一君」を永年在職議員として表彰することに、ご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) ご異議なしと認めます。よって、「中村裕一君」を永年在職議員として表彰することに決定いたしました。  ここで、「中村裕一君」の入場を求めます。                 〔永年在職議員入場〕 ○議長(木島信秋君) これより、永年在職議員へ、黒部市議会の表彰状の授与を行います。表彰状の授与の後、北信越市議会議長会表彰、全国市議会議長会表彰及び全国市議会議長会感謝状の伝達を行います。 ○事務局長(柳原真美代君) お名前を申し上げますので、前の方へお願いいたします。  「中村裕一議員」。  はじめに、黒部市議会議員在職10年以上の表彰を行います。                  〔表彰状授与〕 ○事務局長(柳原真美代君) 次に、北信越市議会議長会及び、全国市議会議長会における、議員在職10年以上の表彰状の伝達を行います。                  〔表彰状伝達〕 ○事務局長(柳原真美代君) 自席へお戻りください。  次に、北信越市議会議長会及び、全国市議会議長会における、議員在職20年以上の彰状の伝達を行います。お名前を申し上げますので、前の方へお願いいたします。  「木島信秋議長」。  議長には、中村副議長より伝達されます。                  〔表彰状伝達〕 ○事務局長(柳原真美代君) 自席へお戻りください。  次に、北信越市議会議長会及び、全国市議会議長会における、議員在職30年以上の彰状の伝達を行います。お名前を申し上げますので、前の方へお願いいたします。  「新村文幸議員」。                  〔表彰状伝達〕 ○事務局長(柳原真美代君) 自席へお戻りください。議長は、そのままお待ちください。  次に、全国市議会議長会感謝状の伝達を行います。お名前を申し上げますので、前の方へお願いいたします。  「辻 泰久議員」。                  〔感謝状伝達〕 ○事務局長(柳原真美代君) 自席へお戻りください。
     続いて、全国市議会議長会感謝状の伝達を行います。お名前を申し上げますので、前の方へお願いいたします。  「木島信秋議長」。  議長には、中村副議長より伝達されます。                  〔感謝状伝達〕 ○事務局長(柳原真美代君) 自席へお戻りください。  以上で、表彰状授与並びに、表彰状及び感謝状の伝達を終わります。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                   開    議   午前10時17分 開議 ○議長(木島信秋君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、「大辻菊美君」及び「柳田 守君」を指名いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(木島信秋君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から7月8日までの18日間といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) ご異議なしと認めます。  よって会期は、18日間と決定いたしました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(木島信秋君) 日程第3、「議員提出議案第3号」を議題といたします。  本件について、議会運営委員会から提案理由の説明を求めます。  議会運営委員長、新村文幸君。             〔議会運営委員長 新村文幸君登壇〕 ○議会運営委員長(新村文幸君) ただいま上程されました、議員提出議案第3号について、議会運営委員会から提案理由の説明を申し上げます。  「議員提出議案第3号」は、核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書についてであります。  意見書の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。  2017年7月、「核兵器禁止条約」が国連加盟国の6割を超える122か国・地域の賛成で採択され、2020年10月には批准国が50か国・地域に達し、本年1月22日に発効された。  この条約では、核兵器は破滅的な結末をもたらす非人道的な兵器であり、国連憲章、国際法、国際人道法、国際人権法に反するものとし、核兵器の開発、生産、実験、製造、取得、保有、貯蔵、使用とその威嚇に至るまで、核兵器に関わるあらゆる活動を禁止している。  また、核保有国の条約への参加について規定するとともに、被爆者や核実験被害者への援助についても明記され、被爆国、被害国の国民の切望に応えるものとなっている。  このように、核兵器禁止条約は、被爆者とともに私たち日本国民が長年にわたり熱望してきた核兵器完全廃絶につながる画期的なものである。  この条約を実効性の高いものとするため、核保有国及びその同盟国をはじめ、より多くの国の条約への参加が必要不可欠である。  黒部市においては、2008年9月、非核三原則の堅持とすべての核兵器などの速やかな廃絶を訴え、戦争のない平和な世界が実現することを願い、「平和都市」であることを宣言している。  よって国においては、世界で唯一の戦争被爆国としての役割を果たすべく、まず、来年1月に開催予定の締約国会議へオブザーバーとして参加するとともに、一日も早く核兵器禁止条約に署名・批准することを強く求める。  以上、提案理由をご説明申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。            〔議会運営委員長 新村文幸君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) これより、「議員提出議案第3号」について、質疑を行います。  質疑は、ありませんか。               〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております、「議員提出議案第3号」については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託は、省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) ご異議なしと認めます。よって、「議員提出議案第3号」については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論を行います。討論は、ありませんか。               〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終結いたします。  これより、採決を行います。「議員提出議案第3号 核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書」についてを起立により採決いたします。本件については、原案のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○議長(木島信秋君) 起立全員であります。よって、「議員提出議案第3号」は、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(木島信秋君) 日程第4、「議案第40号から 議案第48号まで」及び、「報告第2号から 報告第8号まで」、以上、16件を一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君登壇〕 ○市長(大野久芳君) 提案理由説明に先立ちまして、私事ではありますが、今般、新型コロナウイルス感染症に私自身が感染してしまい、本6月定例会の日程変更に格段のご配慮を賜りました。議員各位をはじめご関係の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしましたことに、心から改めてお詫びを申し上げます。また、市民の皆さまに多大な動揺とご迷惑をおかけし、重ねて、心からお詫びを申し上げます。  今回、身をもってコロナウイルス感染症の怖さと予防対策の重要性を再認識したところであり、今後はより一層気を引き締め、心新たに市政運営と感染症対策に取り組んでまいる所存であります。  次に、今ほど多年にわたり地方自治の発展と円滑な議会運営に尽くされたご功績により表彰状並びに感謝状の授与と伝達を受けられました議員各位に対し、一言お祝いを申し上げます。  中村裕一副議長におかれましては、黒部市議会から在職10年以上の永年在職議員表彰を受賞され、また全国市議会議長会及び北信越市議会議長会からそれぞれ在職10年以上の永年在職議員表彰が伝達されました。  新村文幸議員におかれましては、全国市議会議長会及び北信越市議会議長会から、それぞれ在職30年以上の永年在職議員表彰を、また、木島信秋議長におかれましては、全国市議会議長会及び北信越市議会議長会から、それぞれ在職20年以上の永年在職議員表彰を受賞されました。  さらに、辻 泰久前議長、木島信秋議長におかれましては、全国市議会議長会から、同会評議員のほか、社会文教委員会委員長及び国と地方の協議の場等に関する特別委員会委員としてのご功績により感謝状が伝達されました。受賞されました皆さまには、誠におめでとうございます。  表彰状並びに感謝状を受けられました皆さまには深く敬意を表しますとともに、議員各位の多年にわたるご功績は、まさに本市の財産であり、市民の皆様とともに心からお祝いを申し上げるものであります。今後とも、健康には十分ご留意くださいまして、ますますのご活躍をご祈念申し上げます。  それでは、6月定例会にあたり提案理由説明を申し上げます。  6月、水無月も下旬に入り、雨に濡れた紫陽花が美しい季節を迎える中、ここに、令和3年第3回黒部市議会6月定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご参集を賜り、付議いたしております議案につきましてご審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。  議案説明の前に、諸般の状況について申し述べます。  まず、新型コロナウイルス感染症について申し上げます。国内においては、10の都道府県に発出されていた「緊急事態宣言」並びに5県に発出されていた「まん延防止等重点措置」について、それぞれ6月20日の期限をもって見直され、「緊急事態宣言」は沖縄県のみとし、「まん延防止等重点措置」については、10の都道府県に対し継続あるいは新たに7月11日までの期限を示して発出されたところであります。  一方、県内においては、新規感染者数の状況などから、5月21日から発出されていた「感染拡大特別警報」が6月11日をもって解除されたところであります。ただし、県独自の警戒レベルは依然「ステージ2」の段階にあり、引き続き、感染症対策の徹底に努めていく必要があります。  次に、本市における新型コロナウイルスワクチン接種の状況について申し上げます。  本市においては、4月26日から高齢者施設入所者の方々へのワクチン接種を開始し、75歳以上の方々への集団接種は5月11日から、また、その個別接種は5月25日から開始しております。さらに6月12日からは、65歳から74歳までの方々への集団接種を開始しております。  集団接種会場においては、接種を受けられる市民の皆さまや医療関係者のご協力により、スムーズなワクチン接種が実施されており、深く感謝申し上げる次第であります。  引き続き、希望される市民の皆さまの接種が円滑に進むよう、市としてスピード感を持ち最大限の努力をしてまいりますので、市民の皆さま方はじめ関係各位のご理解とご協力の程を、重ねてよろしくお願いいたします。  次に、「東京2020オリンピック・パラリンピック」について申し述べます。  東京2020オリンピックにあっては、いよいよ来月7月23日から、パラリンピックにあっては8月24日からそれぞれ開幕となります。  新型コロナウイルス感染症の影響により、富山県内の「オリンピック聖火リレー」や市内においては「アーチェリー競技インド代表直前キャンプ」といった関連行事が、残念ながら縮小や中止となりましたが、各国を代表するアスリート達がこの日本に集い、各競技において世界最高のパフォーマンスを発揮されるよう大いに期待するところであります。  加えて、コロナ禍の閉塞感を打破し、全世界に夢と希望と感動を与えるオリンピック・パラリンピックとして、無事、成功裏に開催されますよう心より祈念するものであります。  特に、本市で予定していた「インド代表直前キャンプ」受入れ中止は、これまで、その中心的役割を果たしてこられた多くの関係者や楽しみにしておられた市民の願いを果たすことができず、断腸の思いであります。しかし、ホストタウンとしての活動は続きますので、インド代表団の活躍を願い、具体的な応援をしてまいりたいと考えています。  次に、最近の経済状況等について申し述べます。  財務省北陸財務局が発表した令和3年5月の北陸経済調査では、「管内の最近の経済動向をみると、新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況にあるなか、一部に足踏みがみられるものの、持ち直しつつある。」との判断が示されました。また、日銀金沢支店が発表した5月の金融経済月報においても、北陸3県の景気について「一部に下押し圧力が続いているが、総じてみると持ち直している。」との判断が示されたところであります。  本市においては、現在、「がんばる黒部応援商品券事業」や「がんばる黒部プレミアム観光クーポン事業」を展開しております。市民や県民の皆さまには、消費喚起並びに景気回復の一助として、積極的にご利用いただきますようお願い申し上げます。  また、市内では、コロナ禍の影響により、黒部の夏を彩る「じんじん祭り」や「くろべ生地浜海上花火大会」といった行事の中止が決定されるとともに、市制施行15周年記念事業として位置付けた事業においても一部中止を決定するなど、昨年に続き、厳しい状況にあると認識しております。  市といたしましては、残念ながら既に事業中止を決定したものもありますが、市内の活力や賑わいの創出に向け、開催を予定している市制施行15周年記念事業やイベント等については、今後の新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、実施について検討するとともに、県のロードマップに即し、感染予防対策をしっかりと講じた上で開催するよう努めてまいりたいと考えておりますので、議員各位、そして市民の皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。  次に、防災・減災について申し上げます。  先日6月18日に、北陸地方の梅雨入りが発表されました。近年、全国においては想定外の豪雨や台風被害に見舞われることが多く、改めて河川の氾濫や土砂災害への備えに万全を期すことが肝要と考えております。  梅雨本番にあたり、本市といたしましては、その備えの一環として、防災資機材の整備や各地区自主防災組織が実施する防災訓練の支援を進めるほか、今回、広報くろべ6月号において、「災害に備え、命を守る行動を確認しましょう!」と題し、避難情報の変更点や避難時の注意点について、市民の皆さまへお知らせしたところであります。  ご家庭におかれては、広報や各種ハザードマップをご活用いただき、お住まいからの避難場所や避難時の注意点等について、今一度ご確認いただきますようお願い申し上げるものであります。  それでは、本定例会に提出しております議案につきまして、ご説明申し上げます。  まず、予算関係について申し上げます。  議案第40号は、「令和3年度黒部市一般会計補正予算(第2号)」であります。  4月臨時会に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策費の追加を含め、補正額は、1億5,007万1千円でありまして、補正後の予算総額を230億3,512万1千円とするものであります。  歳入歳出予算の補正の概要について申し上げます。  総務費は、自治総合センターによるコミュニティ助成事業費を計上したほか、篤志寄附によります、ふるさとサポート基金の積立金や新型コロナウイルス感染症対策費を計上しております。  新型コロナウイルス感染症対策費としましては、主に低所得のふたり親世帯に対し児童一人あたり5万円を支給する子育て世帯生活支援特別給付金事業費や、コロナ禍において鉄道の運行を継続する事業者を支援する公共交通運行協力補助金、さらには、宇奈月小学校の給食の提供をセンター方式へ切り替えるための給食搬入口整備事業費や新型コロナウイルス感染症対策基金の積立金を追加しております。  民生費は、篤志寄附によります社会福祉振興事業基金の積立金のほか、日本赤十字社災害救援車購入費を計上しております。  衛生費は、国際機関モンドセレクション優秀品質賞を受賞された「黒部の名水」商品の宣伝費を販売企業等に補助する、黒部の名水ブランド化支援補助金を計上しております。  農業水産費は、強い農業・担い手づくり総合支援交付金の減額を計上したほか、集落営農組織の新設時に必要な機械等の導入を支援する、とやま型農業経営支援事業費や県単独事業の採択に伴う、かんがい排水事業費及び土地改良事業補助金の追加、さらには、かに加工用ボイラー更新補助金や水産物地方卸売市場の施設改修費を計上しております。  商工費は、令和3年度の宇奈月温泉スキー場の運営にあたり、運営業務委託費等を計上しております。  土木費は、市道吉田4号線吉田踏切道の整備に向けた設計業務委託費を計上しております。  教育費は、篤志寄附によります教育文化振興基金の積立金を計上したほか、今年の大雪により被害を受けた松桜閣及び庭園の修繕費を補助するものであります。
     これら補正の財源といたしましては、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰入金、諸収入、市債のほか、繰越金をもって充当することとし、市債の一部については、財源更正をすることとしております。  継続費の補正は、市民交流センター整備事業について、総額と年度及び年割額を変更するものであります。  なお、令和2年度の一般会計の決算につきましては、現在、調整中でありますが、実質収支は概ね6億円の黒字となる見込みであります。  議案第41号は、「令和3年度黒部市病院事業会計補正予算(第1号)」であります。  新型コロナウイルス感染症患者の受け入れにあたり、医療機器の購入費を計上しております。  次に、予算以外の案件について申し上げます。  条例関係などの議案といたしましては、「黒部市税条例の一部改正について」ほか6件であります。地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、関連する本条例の一部を改正するものなどであります。  その他、報告事項といたしましては、繰越計算書が「令和2年度黒部市一般会計継続費繰越計算書」ほか5件及び「市出資法人等の経営状況報告」4件であります。  以上、本日提出いたしました議案等につきまして、その概要を申し上げました。なお、詳細につきましては、本会議、委員会等でご説明申し上げます。何とぞ慎重ご審議の上、適切なるご決定を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由といたします。              〔市長 大野久義君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により、6月22日から25日まで、及び28日の5日間は、本会議を休会とすることにいたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) ご異議なしと認めます。  よって、6月22日から25日まで、及び28日の5日間は、本会議を休会とすることに決しました。  なお、6月26日、及び27日の2日間は、市の休日でありますので休会です。  6月29日は、午前10時開議、会派代表及び各議員による提出諸案件に対する質疑、並びに市政一般に対する質問を予定しております。  提出諸案件に対する質疑、並びに市政一般に対する質問の通告書は、23日、正午まで提出願います。  本日は、これをもって散会いたします。   散会 午前10時45分...